新製品KiVibe 極小型三軸IEPE加速度計が振動測定の基準を再定義

こんにちは、Max! KiVibe 極小型三軸IEPE加速度計の主な特長とメリットを簡単に説明していただけますか？

Max Sackenreuther：もちろんです！当社のKiVibe 極小型シリーズは、4つの測定範囲からお選びいただけます：100g、250g、500g、および1,000g – いずれも卓越した性能を発揮します。それぞれ6mmの立方体サイズで、重量はわずか0.9グラム。これは市場で最も軽量な三軸IEPE加速度計です。最も低い測定範囲の100gモデルは、50mV/gの信号出力を提供し、これは従来の市場標準の5倍の感度を実現しています。KiVibeは完全なケース絶縁設計を採用しているため、電磁波干渉に耐性があります。さらに、使用されているすべての材料は低ガス放出特性を持っており、航空宇宙アプリケーションに最適です。さらに、このセンサは主軸で最大10,900 Hzの広範な周波数範囲を提供します。

極小型三軸IEPE加速度計はウィンタートゥールで開発されました。その開発についてお聞かせいただけますか？

当社は、市場における小型化、耐久性、高精度性能への需要の高まりに対応するため、新しい三軸IEPE加速度計を開発しました。キスラーは、この製品のために新たに開発された先進的な電子回路と組み合わせた革新的なPiezoStar結晶技術により、精密振動測定の限界を突破しました。革新的なセンサ設計のため、スイスのウィンタートゥールにあるキスラー本社で新たな製造能力を構築する必要がありました。これにより、当社のスイス製エンジニアリングの卓越性へのコミットメントがさらに強化されました。

この超コンパクト加速度計の主な用途は何ですか？

KiVibe 極小型三軸IEPE加速度計は、航空宇宙、航空、自動車産業など、複数の業界における研究開発（R&D）の振動解析用に特別に設計されました。その他の用途には、半導体研究や生産監視が含まれます。KiVibe の精度とコンパクトなサイズは、宇宙部品の構造動的試験（例えばナノ衛星）や振動分析、ノイズ・振動・粗さ（NVH）試験に最適です。また、バッテリーパッケージの試験・監視や、航空宇宙分野における環境ストレススクリーニング（ESS）においても重要な役割を果たす可能性があります。

なぜ、このような小型で軽量な加速度センサがそれほど重要なのでしょうか？

その理由の一つは、多くの産業においてセンサの取り付け時にスペースの制約があるため、コンパクトなソリューションが不可欠だからです。また、センサはテスト対象の部品やシステムに大きな影響を与えてはなりません。この条件を満たすため、当社のKiVibe 極小型三軸加速度センサは、極めて低い質量により質量負荷の影響を最小限に抑えています。これは、わずかな干渉でも結果に影響を与える精密なテスト環境において、特に重要な要因です。

新しいセンサの取り付けに関して、特に注意すべき点はありますか？

本品は、センサ本体とケーブルの柔軟な取り付けを可能にする耐久性のあるケーブル接続を採用しています。ケース絶縁型センサ設計により、エンジニアは電磁干渉が測定精度に影響を与えることを心配する必要はありません。各三軸IEPE加速度計には、感度測定を迅速かつ効率的に行うためのトランデューサ電子データシート（TEDS）が搭載されており、測定プロセスを簡素化します。PiezoStar結晶センサ要素は、比類ない温度安定性を確保し、感度変化を最小限に抑え、過酷な環境下でも正確な結果を保証します。さらに、ユーザー体験をさらに向上させるため、センサの取り付けと取り外しを簡単にする幅広いアクセサリをラインナップしています。これにより、エンジニアにとってより実践的な選択肢となります。

結論として、お客様がこの新しい三軸IEPE加速度計を選択すべき理由をまとめていただけますか？

当社の新製品KiVibe は、比類ない精度を実現し、非常に高い出力信号（50 mV/g）を提供します。この革新的な製品は、当社の厳格な開発基準に準拠して設計されており、最高品質の信頼性の高いエンジニアリングを保証します。KiVibe をご利用のお客様は、当社のお客様同様、世界中のサポートネットワークを活用でき、必要に応じて専門家の支援を受けることができます。要するに、KiVibe 極小型三軸IEPE加速度計は、高精度な振動測定を必要とし、非常にコンパクトで軽量なフォームファクタが求められるエンジニアにとって、究極のソリューションであるというわけです。最先端の技術、堅牢なスイス製エンジニアリング、業界をリードする性能を備えたKiVibe は、振動試験の新たな基準を確立しようとしています。

Max、解説いただきありがとうございました！