ロケットは、打ち上げ時に非常に高い応力を受けます。そこで、故障を防ぐために、ロケット部品、特にロケットエンジンは広範な試験と検査をクリアしなくてはなりません。例えば、ロケットエンジンにおいて燃焼不安定性が生じないようにする試験が不可欠です。また、液体推進剤を使用する場合には、供給機構の特性評価と最適化が欠かせません。このように、ロケット発射には、動的点火圧力を測定することなどが極めて重要になります。
推進荷重、動的圧力、振動の特性評価
ロケットエンジンの設計者が重視する一つは、固体燃料ロケットの場合の固体推進剤、または液体燃料ロケットの場合の燃料混合による燃料効率です。エンジンの推進荷重の評価によって、ノズル設計によりどのくらいの推進力を発生させることができるかを明確に理解することができます。そして、エンジニアは燃焼の比推力を計算し、点火、燃焼段階、停止段階など、ロケットエンジンが機能する各種段階での検証をすることができます。こうした検証には、6成分動力計が用いられます。
また、ロケットエンジン性能の信頼性を検証し、推進技術の開発を進めるためには、燃料の注入と混合、点火時間、燃焼に関する理解を深める必要があります。弊社の圧電式圧力センサと加速度センサは、燃焼室での超高温安定性を備えています。
技術特徴