NCFR圧入接合モジュールにより、圧入接合工程を、回転運動と合わせて実行できるようになりました。優れた柔軟性と省エネ性能によって、このモジュールは、自動車産業および自動車部品セクターの連続生産でのエネルギーコスト削減を強力に支援します。
NCFRモジュールのコンパクト設計は、優れた動特性を保証するとともに、サイクルタイムを劇的に縮小するためのベースともなります。一体型センサを用いて、最高精度で連続的に力および変位を把握ならびに評価するとともに、さらに回転角とトルク測定も行います。これによって、100%の品質および万全の工程制御を保証します。
圧入接合工程では、maXYmos NCによる監視を行います: この監視システムは、フィールドバスでアクティベーションを行い、NCFR圧入接合モジュール、およびシステムに含まれる IndraDrive サーボアンプとあわせて、接合点および圧入工程のXYプロファイルを評価し、文書で記録します。測定カーブのパターンは、単一段階による製造法、準備組立工程、そして製品全体の監視と品質管理に活用できます。
その利点とは: 最大の繰り返し精度で、最適なサイクルタイムを達成できます。予定外の休止時間を最小化し、機器の可用性を増大させることで、製造工程全体にわたる生産性の大幅な向上につなげます。
たった一つのモジュール- 数多くの利点
NCFR圧入接合モジュールは、すべて予備試験を行い、操作を極限まで単純化しています。シーケンスのプログラミングは、PCまたはタッチパネル上でのパラメータ化を行うことで、非常に簡単に操作できるよう設計されています。またシーケンサー・モードなら、きわめて複雑な圧入接合工程でも、シンプルな表示が実現します。
NCFR圧入接合モジュールを利用することで、他にも大きな利点が生まれます。たとえば、一体型サーボアンプによって、組み立てで行うすべての工程と製品試験を、高精度によりコントロールできるようになります。利点はこれだけではありません。NC圧入接合システムはすべて、計測範囲を変更できるようになっており、測定プログラムの間のスイッチング操作も簡単です。これにより、同一のマシン上で、全く異なったコンポーネントの製造ができるようになるのでます。
圧入接合システム・アプリケーションについての詳しい情報