圧電式センサと歪ゲージ式センサの測定技術はどちらも、特定の材料に機械的な力が加えられた時にその電気的特性が変化するという原理に基づいています。圧電式センサでは弾性変形によって電荷が発生するのに対し、歪ゲージ式センサでは材料の変形により電気抵抗が加わり抵抗値に変化が生じます。どちらの測定技術にもそれぞれ長所と短所があり、用途に応じて使い分けられていますが、基本的に圧電式センサまたは歪ゲージ式センサのどちらも使えるケースが全体の約80%を占めています。
歪ゲージ式センサの利点
- 用途範囲が広い
- 比較的扱いやすい
- 非常に高い精度で測定可能(測定誤差は0.1%以下)
- ケーブルの動きによる影響を受けない
- 測定が非常に長期にわたる場合でもドリフトしない
- ホイートストンブリッジによる温度変動の補償
圧電式センサの利点
- 準静的および動的測定に特に適している
- 1ミリ秒までの非常に動的な負荷変化を検知
- 測定範囲が非常に広い(最大60倍)
- 感度、反応しきい値、分解能などの解析パラメータはセンササイズに左右されない
- 小型で場所を取らない
- 高温/低温や過負荷に対する耐性に優れている
- 長寿命で、疲労耐久性と長期安定性に優れている
圧電式センサ(ピエゾ式センサ)について、より詳細な日本語の資料はこちらからダウンロードしていただけます。
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