機械的特性評価のための熱真空試験

望遠鏡の性能にはナノレベルの安定性が求められるため、バックプレーンの安定性が重要になります。そして、これは極低温条件での試験ができる熱真空チャンバで試験する必要があります。熱真空チャンバは、-250℃以下の温度で熱安定性を示すよう設計されています。熱真空チャンバでの試験には、極低温仕様の加速度センサと荷重センサが欠かせません。

バックプレーンには、主鏡のほか、他の望遠鏡光学系および機器モジュール一式が搭載され、熱真空チャンバ内に格納されます。一部の試験環境では、ヘリウムと窒素の冷却システムが用いられ、バックプレーンを低温にすることができ、宇宙での動作温度をシミュレーションできます。これにより、「アライメント」と呼ばれるプロセスにおいて、複数の主鏡セグメントの極低温時の光学調整と試験が可能になります。こうした試験には、極低温仕様の加速度センサと荷重センサが欠かせません。

技術特徴

キスラーの加速度センサは微小なバックグラウンドの振動も検出できます。

独自のPiezoStar素子のIEPE(電圧出力型)加速度センサは、温度変化における感度変化が非常に低いため、精密な振動テストに大変適しています。

電荷出力型センサと極低温IEPE(電圧出力型)加速度センサは、-54℃から-196℃まで幅広い温度範囲に対応しており、熱真空チャンバの極低温にも耐えることができます。

宇宙環境の高真空レベルにさらされると、材料のアウトガスが起こります。このガスがカメラレンズなどの表面に凝結し、意図した用途で使用できなくなってしまうことがあります。そこで、弊社では最適な密閉型センサと低アウトガスケーブルを取り扱っております。


熱真空試験のために用意されたNASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
(出典:NASA/Chris Gunn)


極低温試験のためにNASAジョンソン宇宙センターの巨大な熱真空チャンバに格納される実物大のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡パスファインダ(バックプレーンのテスト)
(出典:NASA/Chris Gunn)

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Kistler Japan Co., Ltd.
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利点

宇宙環境の高真空レベルに対応するセンサ

微小なバックグラウンド振動を確実に検出 

安定した測定結果

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