刃先に作用する切削力を直接測定する回転式動力計(RCD)

加工工程では、生産性を向上させることが重要です。回転式動力計(RCD)は、工作機械の主軸に直接取り付けるタイプの診断ツールです。回転式動力計は、加工工程が極めて複雑な場合でも、回転工具の刃先に作用する切削力を直接測定できます。この測定データを活用して切削工程を解析し、最適化することも可能です。

キスラーの回転式動力計は、圧電式測定技術に基づいています。この比類なき測定方法により高品質な信号を収集することが可能です。主な特徴:極めて動的な切削力を測定。圧電技術の原理により、測定範囲の切り換えが可能。回転式動力計では、ユーザが適切な範囲を選択する必要がある場合に、この利点が存分に生かされます。そのため、1台の装置で、仕上げ工程での最適な分解能と高性能な切削工程を常に実現できます。

回転式動力計

堅牢でコンパクトな設計のため取り扱いが簡単な回転式動力計は、工作機械主軸に任意のアダプタを介して直接取り付けられます。適切なツールホルダを用いて工具を回転式動力計に接続します。回転式動力計は、加工中にスピンドルと一緒に回転するため、工具に作用する機械的負荷を直接定量化できます。キスラーは、さまざまなアプリケーションを可能にする幅広い種類のスピンドルアダプタを提供しています。

キスラーの回転式動力計(RCD)を用いた穴あけ加工とフライス加工

圧電式動力計は、フライス加工と穴あけ加工においてその利点を最大限に発揮します。これらの動力計は、高い剛性と固有振動数により、刃先の高い通過振動数にも容易に対応でき、他の技術では達成できない精度の測定結果をもたらします。

加工技術の最適化

部品の品質、工具の寿命と加工時間は、さまざまな要因によって左右されます。回転式動力計は切削力を高い精度で測定するため、こうしたあらゆる要因の評価と最適化に必要な基礎を提供します。

  • 摩耗のメカニズム
  • 過負荷状況の把握
  • 冷却と潤滑
  • 材料特性
  • 加工物の締付け特性
  • 機械周りの振動
  • 無負荷運転

ソフトウェア「DynoWare」の機能

汎用モデル:回転式動力計 型式9171A

タイプの異なる主軸アダプタの工作機械をご使用になりますか?  

もしも異なる主軸アダプタの工作機械で測定をされる場合、数種の主軸アダプタを装着可能な回転式動力計(型式9171A). を提案すことができます。
主軸側も工具側もアダプタを交換することができますので、回転式動力計は種々の目的に応じて柔軟に適応できます。

キスラーの回転式動力計(型式9171A)は、最大回転数12,000rpmまでの中~重切削加工に適しています。工具側アダプタを交換することで、回転式動力計と組み合わせて使用されるお客様独自の工具システム開発が可能になります。


Captoは、Sandvik Groupの登録商標です。

PowRgripおよびSecuRgripは、Rego-Fix AGの登録商標です。

MEGA New Baby Chuckは、BIG DAISHOWA Groupの登録商標です。

TENDOは、Schunk Groupの登録商標です。

コンパクトモデル:回転式動力計 型式9170A

回転式動力計(型式9170A) は、キスラーの回転式動力計シリーズの中でコンパクトなモデルです。フライス加工や穴あけ加工の用途向けに設計されたこのモデルは、最大回転数20,000rpmでの高精度加工用に特別に開発されました。

一体化された構造設計により、剛性に優れ、固有振動数も非常に高くなっています。こうした利点のおかげで、型式9170Aは、毎秒最大600回もの刃先接触を測定するのに適した極めて高い分解能を達成しています。

キスラーは、さまざまなアプリケーションを可能にする幅広い種類のスピンドルアダプタを提供しています。 

製品ご発注時には、切削力を測定するために準備される工作機械の主軸アダプタをご提示下さい。工具側には、ER32コレットチャックを標準で装備しています。一体化された設計のため、 9170Aのアダプタは、交換できないことにご注意ください。


Captoは、Sandvik Groupの登録商標です。

柔軟な無線データ伝送

測定データの伝送と回転式動力計への電源供給は、シグナルコンディショナと組み合わせた近距離無線通信によって処理されます。シグナルコンディショナ(両方の測定システムに互換している)は、どのロータが使用されているのかを自動的に検知し、それに関連する設定も自動的に行なわれます。

容易にデータ収集および評価

データは、ソフトウェア「DynoWare」と組み合わせてハードウェアを介して収集します。これにより、3つの異なる測定範囲とローパスフィルタを設定できます。軸方向の力およびトルクの個々の測定範囲を互いに独立して選択することもできます。このメリットは、測定範囲を最適に利用できることです。信号解析で、DynoWareは測定曲線をリアルタイムで可視化するだけでなく、計算やグラフィック機能も活用できます。

サービス

当社のエキスパートが喜んでサポートおよびアドバイスを提供します。

使用開始と同時にアプリケーション指向の専門的な知識を提供します。

アプケーションの厳しい要件に対応する純正部品を使用します。

プロセスにおける高精度な測定を確保します。

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