キスラーのPTS(Piezo Tool System)で、耐久性の高い旋盤加工用工具を実現

PTS(Piezo Tool System)は、マイクロ旋削加工の画期的な工具監視ソリューションです。切削力をリアルタイムで測定し、そこから工具の寿命に関する情報を引き出します。これにより、製造工程の効率性が向上し、コストと資源の使用量も抑えることができます。

キスラー・グループはPaul Horn社と緊密に協力し、マイクロ旋削加工向けの独自のリアルタイム工具監視ソリューション「PTS(Piezo Tool System)」を開発しました。このPTSは、圧電式フォースセンサと解析ソフトウェアで構成されています。システムは、動作中に工具にかかる負荷と切削力を測定し、そのデータから工具の予想寿命や切削プレートに関する情報を引き出します。素材や切削材料の不良、さらに工具の破損はすぐに検知され、不良品を最小限に抑えることができます。

マイクロ分野に対応

新しいソリューションは、マイクロ分野の旋削加工での使用に大変適しています。最小偏差に基づく主軸モータの駆動力の監視といった代替測定手法は、あまり生産的とは言えません。固体伝搬音の測定でも、小さな材料では一定した結果が得られないため、さほど役には立ちません。加工プロセスで高回転数時に冷却潤滑剤を使用すれば、目視による監視は不要になります。

効率を向上

PTSによる工具監視では、切削力が継続的に記録されます。このデータをもとに切削工具の寿命の傾向を分析すれば、工具の寿命を延ばし、生産効率を向上させることもできるようになります。また、装置を常時監視する必要がなくなり、部分的な無人生産も可能になります。

「私たちのテストでは、基本的に問題となる工具についてのみ、加工プロセスにPTSを組み込めば十分であるという結果が出ています」と説明するのは、切削加工分野の戦略的事業統括責任者を務めるGunnar Keitzel氏です。「これにより、工具の寿命が著しく延びるだけでなく、マンパワーをより効率的に活用できるようになります。個々の作業員は全体のプロセスの概要を把握しているため、複数の装置に同時に対応できます。」

新しいソリューションは、Horn社の標準仕様のロータリーホルダと互換性があります。CNC制御に介入する必要がないため、装置に左右されることなくシステムを導入可能です。また、センサは手早く簡単に交換することができます。そのため、PTSを活用すれば、製造コストを抑えられ、生産能力も向上します。

 

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