何一つ見逃さない、説得力のある機能と性能を備えたオールラウンドな車両ダイナミクスセンサ


ウィンタートゥール,2020年10月 —— キスラーの新しいCorrevit SF-Motionは、前例のな多くの機能が1つのコンパクトな高性能センサの中に組み込まれています。このセンサは信号ノイズをさらに抑え、最高400km/hの走行速度にも対応でき、運動アルゴリズムを組み込んだことで、とりわけモータースポーツでの苛酷な車両ダイナミクス試験に大変適しています。

自動車の開発担当者たちは、産業からモータースポーツまで幅広い用途における最適なソリューションとして、数十年にわたりキスラーの車両ダイナミクスセンサを活用してきました。Correvitブランドは非接触型の光学測定技術を採用し、路上試験において前後方向と横方向の速度、距離、横滑り角、その他の主要なパラメータを正確に測定することができます。キスラーは複数のセンサの機能を組み合わせ、従来よりもさらに高い性能を新しいCorrevit SF-Motionで実現しています。

キスラーの新しいCorrevit SF-Motionが車両ダイナミクスの測定技術に新基準を打ち立てます。
統合型の運動アルゴリズムにより、キスラーの新しい多機能なCorrevit SF-Motionセンサは、最高400km/hの速度でも正確かつ包括的な車両ダイナミクス関連データを提供することができます。

新しいSF-Motionの主要な特徴 – 概要:

  • コンパクトなセンサヘッド、軽量、モータースポーツ向けに最適化
  • 簡単に取り付け可能、スピーディな試運転、効率的な使用が可能
  • 加速度やカーブ半径などの追加の主要パラメータの測定可能
  • 速度、距離、スリップ角を高精度で測定
  • 少ない信号遅延(6ms)
  • 進行方向の自動検知
  • すべての計測値を車両の希望するポイント(重心やリアアクスルなど)に変換
  • センサと表面間の取り付け距離(スプレーガードを除く):180±50mm

貴重な追加データをもたらす組み込み型のセンサ技術

加速度計と角速度センサが組み込まれているため、走行試験で追加の主要パラメータを計測することができます。データを迅速に収集できるだけでなく、統合型運動アルゴリズムにより、横方向加速度やカーブ半径などの追加の測定量に関するデータが得られます。こうして、1つのセンサだけで車両ダイナミクスを網羅的に把握できるため、いっそう効率的に標準試験を実施することができます。もう1つの利点として、すべての測定量を車両の希望するポイント(重心やリアアクスルなど)に変換することができます。

デジタル測定チェーンによる効率的な利用

最先端のデジタル・トランスデューサ・インタフェース(DTI)技術により、試験運転とデータの評価をスピーディに行うことができます。センサとDTIロガーは1本のケーブルだけで接続され、これを通じて信号と電源が供給されます。評価はEthernet接続を通じて、KiCenter PCソフトウェアで処理されます。さらに、センサの取り付け位置、校正値や他の物理的変数が自動的に検出され、再設定も快適に行えます。

最高の水準に適合する最先端の測定技術

キスラーの赤外線ベースのCorrevit SF-Motionセンサは、最新の光電子工学コンポーネントと先進の(DSPとFPGAをベースにした)信号取得を駆使し、傑出した性能水準を達成しています。500Hzの測定周波数により、最高400km/hの速度で非常にダイナミックな運転挙動であっても、高品質なデータを確実に取得できます。新しいSF-Motion(2059A)には、3種類の長さのケーブル(2m、5m、10m)が用意されており、最高速度400km/hまたは250km/hの評価エレクトロニクスが搭載されます。

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